こんな寒い夜は

2011年4月22日

ほっとをもっと…。


(感情的な文章で、気分を害される方がいたらごめんなさい。)

まさか、自分が生きている間に、
阪神大震災以上の被害の震災が起こるとは思いも寄らなかった。
それも、噂されていた関東・東海・南海ではなく、東北地方を中心に。
きっと誰もが想像しえなかった事態に甚大な被害。

自宅待機でずっと家にいると、もしかしたら自分は病人なんじゃないかと
いう気分になってくる。おまけに運動不足すぎて膝や肩の関節が痛くなったり。

そして、テレビで流れてくる情報をエンドレスで見ていると、
はたして日本に明日はやってくるのか?とすら思えてくる。

今回の震災で亡くなった方の死因、9割は溺死らしい。
つまりは、津波。
阪神大震災のときは、8割が建物倒壊とみられる窒息死が原因だったらしいので、
津波の恐ろしさを改めて知る。

津波で亡くなった方の中にも、いろんな人がいると思う。
津波警報に慣れきってていて、逃げなかった人。
海に津波を見に行った人。
体が不自由で逃げられなかった人。
逃げる準備をしている間に波に飲み込まれた人。
逃げている途中に渋滞にはまり車ごと巻き込まれ、逃げ切れなかった人。
逃げたつもりが建物ごと飲みこまれてしまった人・・。

何とか生き延びた人の中にも、
家を失った人、家族や大切な人を失った人、仕事を失った人、家族も家も失った人、
そして、原発の恐怖や風評被害にさらされる人・・。

4月から始まるTBSドラマの仁を楽しみにしてて亡くなった方もいるんだろうな。

こんなときに新ドラマの話なんて何を呑気なと思われそうだが、
私と同じように、つい先日まで春の到来を待ちわびて、
予備校生のカンニング事件の報道のされ方にああだこうだ言って、
佑ちゃんのニュースを観ながら野球の開幕を楽しみにしてて、
もしかしたらキャンプにも行ったかもしれなくて・・。

そんな私たちと同じように毎日を生きていた人たちの、
当たり前にやってくると思っていた明日が、あっという間に飲み込まれてしまった。
本当に切なくて、怖くて・・かわいそう。

日本中が天災の怖さを心底思い知らされた。

ただ、同じく震災が原因でなくなった方の中で、
都内で卒業式をやっていたホールの天井が落ちてきたのと、
都内のスーパーの立体駐車場が崩落して亡くなった事故に関しては、
耐震設計や危機管理がどの程度徹底されていたのか、甚だ疑問。

天井が崩落したというこちらの川崎市の音楽ホールにおいては、
耐震設計をしたという企業を、ブラックとして公表してほしいレベル。
中に人がいなくて本当によかった。

震災

天災は、忘れたころにやってくる。
忘れなくても、やってくる。
天災が起こる時間も場所も私たちには予測できない。
どんなに地震や津波に備えたって、
想定外のものが起こったら、手の打ちようがないわけで。

天災に限らず、事故・事件・病気と、いつ自分や大切な人の生命が
脅かされるかわからない。
それがこの世に  ”生かされている”  ということなのか。